40歳代で高血圧と言われたあなた。まだ、大丈夫です。
高血圧は放っておくと脳卒中などのリスクとなりますが、今までの生活に少しの工夫を加えることでそのリスクを低くすることができます。
今回はその少しの工夫をご紹介します。とっても簡単なので今晩からできます。
①ら~めんの食べ方
40歳代男性は、他の年代に比べて外食・テイクアウトを利用する機会が多いです(令和元年国民健康栄養調査)。こうしたお店の料理には塩分が多く含まれており、高血圧の原因となります。逆に言うと外食で一工夫することで高血圧の予防をすることができるのです。
ポイントは完まくしないことです。ら~めんに限らず、うどんやそばも最後まで汁を飲まないことです。ら~めん1杯には6g前後の食塩が含まれています。男性の1日の塩分摂取量は7.5g未満ですので、ら~めん1杯でそのほとんどを摂取してしまいます。
また、ら~めん屋さんの中には味濃い目を選択できるところがあります。そして、そのら~めんには6g以上の塩分が含まれている可能性があります。
ここで注意してほしいのがら~めんを食べてもいいんです。
筆者もラーメンが好きで、よく食べに行きますが、スープはレンゲでいただく様にしています。麺を食べる前の1杯、そして麺を食べているときに挟む2杯、麺を食べ終わった後の1杯を味わっています。
「ら~めんのスープはレンゲでいただく」「スープは飲み干さない」ことが高血圧予防になります。
②ハンバーガーの食べ方
朝マックが習慣になっている40歳代男性も多いと思います。テイクアウトにしろドライブスルーにしろ早い、安い、美味いをあそこまで体現しているお店も少ないのではないでしょうか。しかし、そんなマクドナルドをはじめとするハンバーガーにも意外と塩分が多く含まれています。
ここでも注意点があります。ハンバーガーを食べていいんです。ただ、商品の選び方にポイントがあります。
マックの人気ハンバーガー達の塩分量はこのようになっています。オーソドックスなハンバーガーで0.5gほど、ビッグマックで1gほどです。意外と少なく感じるかもしれません。
しかし、マックでハンバーガー1個だけで1食を済ませる方は少ないのではないでしょうか。ハンバーガー2個+フライドポテトとかはしていませんか。
例えばビッグマック+フィレオフィッシュ+フライドポテト(L)の場合を考えてみましょう。
1.007g+0.642g+1.1g=2.749gとなります。
つまり、1食で3g弱の塩分を摂取することになるのです。成人男性の1日の塩分摂取量は7.5g未満が良いとされているので、ハンバーガー以外の2食はそれぞれ2.2gほどで済まさなければなりません。2.2gはら~めん1杯食べれば余裕でオーバーしてしまいます。
こうしてみると、ハンバーガーには意外と塩分が多いことが分かります。
ここで、おすすめするのがポテトのサイズを小さくすることです。
1食当たりの塩分量(食塩相当量)はポテトLで1.1g、Mで0.8g、Sで0.5gです。1日の塩分摂取量が7.5gしかないことを考えると、ここで0.3gや0.6g分の塩分摂取を控えることの大切さがわかってきます。
また、チキンナゲットをよく食べる方は注意が必要です。チキンナゲットは5個たべると1.3gの塩分摂取量になります。1食5個入りですので、5個全部食べずに家族や職場の同僚とシェアしたり、ポテトに代えてみることで塩分を節約できます。
まとめ
- 40代の男性会社員は他の年代よりも外食が多い
- 外食での減塩が高血圧予防のポイントの1つ
- ら~めんは完まくしない
- バーガーショップではポテトのサイズを小さくするだけで減塩効果あり
今回は40男性の高血圧対策、減塩についてご紹介しました。文量が多くなってしまうため、ここで一度区切ります。
美味しいら~めんやハンバーガーはこれからも食べたいです。そして飲食店としてもお客様には長期間継続して来店してもらう方が売り上げにもつながると思います。つまり、外食で塩分を摂り過ぎて、高血圧になってしまい、ほとんど外食できなくなってしまうのは、皆さんにとっても、飲食店にとっても損となるのです。
人生100年と言われるこの時代に、死ぬまで美味いら~めんやハンバーガーを食べるためには、適度な減塩が必要になってくるのです。
次回は牛丼、定食の減塩ポイントをご紹介します。では、また。
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