あなたは牛丼をどのくらいの頻度で食べますか。月に1回?それとも週に1回?
牛丼、特に吉野家、すき家、松屋などのファストフード系牛丼は早い、安い、美味いを体現しています。また、そのメニューは豊富で、牛丼というベースは同じにもかかわらず、客を飽きさせることはありません。
そんな牛丼ですが、塩分はどうでしょうか。また、同じ牛丼でもお店によって塩分量は違うのでしょうか。
牛丼の塩分
これは、牛丼チェーン店の3社のメニューに含まれる塩分量(食塩相当量)です。筆者はいつも大盛を頼みますので、今回は大盛で比較しています。
ただ、松屋の牛めしの食塩相当量3.6gには、味噌汁の塩分も含まれています。味噌汁は2g前後の塩分量が含まれているため、味噌汁を残すなら松屋の方が他2社よりも塩分量は少なくなります。
「牛丼はスタンダードなものしか食べない」「トッピングやサイドメニューもいらない」
こんな人で減塩したい場合は、吉野家をお勧めします。
トッピングの塩分
牛丼と一口に言っても、そのメニューはとても豊富です。キムチ、チーズ、おろしポン酢、とろろなどなど。どれも牛丼の美味しさを引き立ててくれ、空腹時に食べると天へと昇るほど美味しいです。
しかし、普通の牛丼にトッピングをするということは、美味しさと一緒に塩分も加えています。
その加えられた塩分はどの程度でしょうか。
これは、すき家のメニューに含まれる塩分量(食塩相当量)を表しています。普通の牛丼に含まれる塩分量が3.3gなのに対し、高菜明太マヨ牛丼は5.2gです。塩分量には1.9gの差があります。
ここで思い出してほしいのは日本人の1日の塩分摂取量です。男性は7.5g未満、女性は6.5g未満が良いとされています。高菜明太マヨ牛丼5.2gを食べた日には、他2食で摂取できる塩分は男性で2.3g、女性で1.3gです。
お味噌汁1杯に含まれる塩分が2g前後です。つまり、他2食は大分減塩しないといけないことになります。
ちなみにすき家で1番人気の牛丼はねぎ玉牛丼(大盛)に含まれる塩分量は4.1gです。これでも1日の塩分摂取量の半分以上を摂取したことになります。
牛丼はスタンダードなもので3g程度あり、それにトッピングを増やすことで4g程度の塩分量になってしまうのです。
トッピングで減塩
では、牛丼で減塩するにはどうしたらよいでしょうか。
1つはトッピングで減塩することです。前述したように、トッピングによって塩分量は大分変ってきます。
「3種のチーズ牛丼が好きでいつも食べちゃうんだよ」
こんな方は、気分転換に味変してみるのはいかがでしょうか。お勧めは山かけ牛丼です。
牛丼×とろろはまずいはずがありません。山かけ牛丼の派生の「わさび山かけ牛丼」はすき家の人気メニューランキングで7位にランクインしています。
つまり、減塩=味が薄い=不味い ということはないのです。
山かけ牛丼は是非、一度食べていただきたいメニューの1つです。
汁物を残して減塩
松屋では牛めしを頼むとお味噌汁もセットになっています。一般的にお味噌汁には2g前後の塩分が含まれています。そのため、お味噌汁を残すことで大幅な減塩となります。
また、吉野家、すき家でもセットメニューや定食を注文すると汁物がセットになってきます。
牛丼で3g以上の塩分を摂取するので、汁物を合わせて5gとなります。
日本人の1日の塩分摂取量は男性で7.5g未満、女性で6.5g未満が推奨されているため、5gの摂取は多いことが分かります。
お味噌汁だけでなくお吸い物にも塩分は含まれています。およそ1.7gです。そのため、お味噌汁、お吸い物といった汁物を残すことは、牛丼を食べる際の減塩につながるのです。
まとめ
- 牛丼の塩分は3g以上
- トッピングをすると4g以上になる
- 牛丼を食べるときは塩分の少ないトッピングを選ぶ
- 汁物は残す
筆者はすき家のキムチ牛丼(大盛)が好きです。しかし、その食塩相当量は5.5gです。1食の塩分量としては、圧倒的に多いですが、どうしても食べたい日はあるものです。
しかも、そういう時は大抵夜遅くに運転していて、すき家が目に入ってしまった時です。朝昼特に減塩していないため、キムチ牛丼を食べれば1日の塩分摂取量は余裕でオーバーです。
でも、食べてしまう時があります。
そんな日は罪悪感を感じながらベッドに入り、翌日は朝から減塩を意識して1日生活します。そして、高血圧予防として運動やスポーツの機会を探します。
減塩の生活で大切なことはバランスです。毎日キムチ牛丼を食べ続けたら高血圧になりますが、日ごろから塩分摂取量を7.5g未満や6.5g未満の生活をしていて1回キムチ牛丼を食べたからといって高血圧になるわけではありません。
好きなものをいつまでも食べるためにも、日ごろから少しずつ減塩することが良いのではないかと思います。
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