キムチ、美味しいですよね。
スーパーマーケットのキムチコーナーには10種類以上のキムチが並んでいるのをよく目にします。キムチの本場、韓国で生産されて輸入されたものや、日本人好みに味付けされたもの、魚介風味を売りにしたものなどなど様々です。
キムチというベースは同じでも各メーカーが工夫を凝らしていて、商品ごとに違った美味しさがあります。
キムチは飲み屋のお通しや、焼き肉屋でも見かけますよね。
筆者の感覚では、漬物に近いくらい日本に溶け込んでいる料理とも思えるほどです。
漬物以上にご飯が進むキムチですが、そこには塩分が隠れています。
そんなキムチの塩分についてご紹介します。
キムチの塩分
キムチ100gあたりに含まれる塩分量(食塩相当量)は約3gです。
1食で30gほどのキムチを食べる場合は、0.9gの塩分を摂取することになります。
成人男性の1日の塩分摂取量は7.5g未満、成人女性は6.5g未満が良いとされています。
そのため、1日1回30g程度食べる分なら塩分の摂り過ぎにはならないでしょう。
しかし、朝晩2回食べるのであれば1回量を少し控えめに。キムチが好きで毎食食べるという人は、毎食1口程度にすることをお勧めします。
漬物とキムチ
塩分の多いイメージの漬物と比較してみましょう。
- 漬物 2.5g
- キムチ 3g
これは各食品100gあたりに含まれる塩分量(食塩相当量)です。(参考:日本食品標準成分表2020)
キムチの方が漬物よりも多く塩分が含まれています。
酒の肴になり、ごはんのお供にもなるキムチですが、その分含まれる塩分も多いことが分かります。
キムチを使った料理にも注意が必要です。
学校給食で人気のキムチチャーハンや冬になると食べたくなるキムチ鍋。キムチ炒め、キムチの和え物などなど。どれも、食欲をそそる料理ばかりですが、前述のように漬物よりも多い塩分を持つキムチを使用しています。
自宅で作る場合には、キムチを入れる分、下味の塩を控えるのも一つの手です。また、キムチは意外と少量でもその香りが料理に行き渡ります。キムチをドバっと沢山入れるのではなく、少量のキムチで風味と辛さを足す感覚で使うのも良いです。
ごはんに合うこくうまキムチ
キムチの種類は数多くありますが、皆さんは何が一番好きですか?
筆者は東海漬物の「ごはんに合うこくうまキムチ」が一番です。
このキムチの何が美味しいのかというと、味のシンプルさです。
日本のメーカーから発売されているキムチは、甘さや出汁、香りにこだわっているものが多くあります。韓国から輸入されているキムチも、日本人向けに甘みなどが加えられているものもあります。こうしたキムチももちろん美味しいのですが、筆者は「キムチ=辛い」というイメージが強いため、シンプルな「ごはんに合うこくうまキムチ」を好んで買います。
この「こくうまキムチ」、ごはんに合うということは塩分も多いのではないかと思い、調べてみました。
これは、筆者が独断と偏見で選んだ、5種類のキムチです。この食塩相当量はキムチ100g当たりに含まれる塩分量を表しています。
「ごはんに合うこくうまキムチ」はこの5つの中では、塩分を多く含んでいますが、日本食品標準成分表と同じ数字ではあるため、キムチとしては妥当な塩分量だと言えます。
『減塩したい、でも「こくうまキムチ」が食べたい』
そんな筆者のキムチの食べ方をご紹介します。
キムチに野菜を追加
好きなキムチを減塩しながら食べるためには、ずばり、野菜を追加すればよいのです。
- 白菜、大根などのキャベツを食べやすい大きさに切る
- 切った野菜をボールに入れ、軽く塩をしてよくもむ
- 30分くらい放置
- しんなりしたら、水にさらし塩抜きする
- キムチに混ぜる
これでキムチの量が増え、相対的に減塩できます。
白菜は一口大のそぎ切りにすると口当たりが良いです。大根は細切りにすると箸にかかりやすいです。
この方法には注意点があります。
- 塩は少しかけ、しっかりと揉む
- 塩抜きは入念に行う
ここで加える塩はあくまで、野菜をしんなりさせることが目的です。塩をかけすぎては減塩になりません。そして、塩抜きは入念に行ってください。筆者は流水に15分くらいさらすこともあります。
いいなと思ったら是非試してみて下さい。
まとめ
- キムチは1日1回30g程度がおすすめ
- キムチの塩分量は漬物よりも多い
- 「ごはんに合うこくうまキムチ」は美味い(筆者の感想)
- キムチに野菜を足して減塩
今回はキムチの塩分についてご紹介しました。キムチはご飯にもお酒にも合う反面、多くの塩分を含んでいます。キムチに野菜を足して美味しく減塩することをおすすめします。
余談ですが、キムチの好みって人によって大分違いますよね。筆者の様にシンプルなものが好きな人もいれば、甘目のキムチが好きな人もいます。酸味のきいたものが好きな人も結構いる気がします。
食べ過ぎには注意が必要ですが、スーパーのキムチを食べ比べても面白いかもしれません。
今回は触れませんでしたが、キムチには発酵しているものとそうでないものがあります。発酵しているキムチは乳酸菌が多く含まれているため、腸活にはもってこいの食品です。
美味しく減塩し、発酵パワーも活用した食生活を始めましょう。
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