塩分8gってどのくらい?

減塩

高血圧症にならないためには減塩が重要です。

「塩を減らす」といってもどのくらい減らせばよいのでしょうか。

そもそも今どのくらいの塩を摂っているのでしょうか。

日本人の食塩摂取量

日本人は塩分摂取量が多いと言われます。

日本人の平均摂取量は1日に12g~13gと言われています。

一方、厚生労働省は高血圧症にならないための食塩摂取量は男性は7.5g未満、女性は6.5g未満としています。つまり、日本人ではおよそ5gほど多く食塩を摂っていることになります。

食塩8gってどのくらい

食塩12g、7.5g、6.5gと言われてもピンとこないと思います。実際にはこのくらいです。

これで食塩8gです。多いのか、少ないのかよくわかりませんね。では、お醤油ならどのくらいでしょうか。メーカーや商品によって異なりますが、一般的な濃い口しょうゆは100gあたり14.5gの食塩を含んでいます。これを食塩8g分に換算すると55mlに相当します。

大さじ1=15mlですので、55ml分のお醤油は大さじだいたい大さじ3.5杯になります。よく、クックパッドで「醤油大さじ2」という表記がありますが、あれで1日の半分以上の塩分を摂取したことになります。

代表的な調味料に含まれる食塩の量は表のとおりです。意外と固形ブイヨンやオイスターソース、や焼き肉のたれなどの甘い味付けのものにも多く含まれています。そして注目すべきは上から8行目の減塩醤油です。普通の醤油に100gあたり約15gの食塩が含まれているのに対し、減塩醤油は約10gです。

減塩醤油以外にも市販されているものでは、マヨネーズやケチャップ、出汁などがあります。また、インスタント食品やお惣菜も塩分カットを謳ったものが多くあります。明日スーパーマーケットに買い物に行く際には、是非探してみて下さい。

塩分?食塩?

ここまで塩分や食塩という言葉を使ってきました。どうちがうのでしょうか。

食塩というのは正確には塩化ナトリウムという物質です。塩素とナトリウムがくっついたものですが、このナトリウムというのが高血圧の原因となります。ナトリウムは水分を引き寄せる力があるため、ナトリウムの摂り過ぎで体の水分量が多くなり、血管にかかる圧力が高くなって高血圧になってしまうのです。

食塩は塩化ナトリウムのことを言い、塩分というと食品に含まれる食塩の量を表します(Wikipediaより)。

スーパーマーケットで売られている食品やお惣菜、お菓子などには「食塩相当量」として記載されています。これは「この食品△gあたり〇gの食塩(正確にはナトリウム)が含まれている」ということを表しています。

このような形で記載されています。これはマヨネーズの裏面の記載です。マヨネーズ1食(15g)あたり0.3g分の食塩が含まれていることになります。

コンビニに寄った際には、お菓子やお惣菜の袋の裏面を見てください。「えええ!こんなに塩が入ってるの!?」と発見があるかもしれません。

まとめ

  • 食塩は男性で1日7.5g未満、女性で6.5g未満
  • だいたい醤油大さじ3.5杯分くらい
  • 塩分カットの商品を探してみよう!
  • お惣菜の裏面の食塩相当量を見てみよう!

今回は食塩についてご紹介しました。

最近、いたるところで減塩の文字を目にします。

減塩醤油、減塩ケチャップ、減塩塩昆布、減塩ドレッシング、減塩梅干しなどなど

それだけ、減塩について世間の関心が高まっているのだと思います。若者の健康意識も高まっていると聞いたことがあります。

「不味くないなら減塩の方にしておこうかな」くらいの感覚なのかもしれません。

あなたもこの流れに乗って、”何となく”減塩を始めませんか。

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