「夫が高血圧と言われた」そんな主婦の方が減塩にチャレンジします。減塩の調味料を使ったり、香辛料を使ってみたりと工夫を重ねる主婦のあなたに、「味が薄い」という夫。「高血圧だから薄味」という妻。お互いに辛い気持ちになってしまいます。
こんなご家庭はこっそりと減塩してみるのはいかがでしょうか。
減塩という言葉
減塩の醤油と言われると、その時点で味が薄いのかなと思いませんか。これは主観ですが、同じ料理を出されても「減塩の料理だよ」と言われた方が、先入観で味が薄く感じる気がします。
そのため、「あなたは高血圧だから減塩の料理だよ。味が薄くても我慢して」と減塩を強調すると、食べる側は更に味が薄く感じてしまうかもしれません。
減塩という言葉を強調せずに、何気なく減塩の料理を出してみてはいかがでしょうか。
減塩調味料をミックス
減塩調味料は、塩分を控えているため味が薄いです。そのため、減塩だからと安心してドバドバかけてしまう方がいますが、これでは意味がありません。「食塩1/2カット」の調味料も2倍量使っては、摂取する食塩の量は一緒です。
そこで、減塩調味料と普通の調味料をミックスして使ってみましょう。
例えば
「醤油を大さじ2使う際に、食塩1/2カットの醤油を大さじ1、普通の醤油を大さじ1にしてみる」
こうすると、食塩1/2カットの醤油を大さじ2使った時よりは、食塩使用量は多くなりますが、減塩したことに気づきにくくなります。
これを常習的にやる場合は、減塩の醤油、普通の醤油を買ったときに、初めに一つのボトルに合わせてしまいます。そうすることで、こっそりと減塩醤油を毎回使うことができます。
ドレッシングを和える
サラダを食べるときにドレッシングをかけていませんか。お皿の底にドレッシングがたまって最後にドレッシングに浸った野菜を食べることになったりします。
同じドレッシングでも「かける」より「和える」方が使用料が少なくなります。
かけるとお皿の上の方が味が薄くて、下の方が濃くなりますよね。しかし、和えるとサラダ全体にドレッシングが行き渡るので、どこでも美味しくいただけます。
健康のために毎日サラダを食べているご家庭では、今日からドレッシングを和えてみて下さい。そうすることで、こっそりと減塩することができます。
まとめ
- 減塩という言葉は強調しない
- 減塩調味料と普通の調味料を混ぜて使う
- サラダのドレッシングは「和える」
減塩のヒントを3つご紹介しました。自分が高血圧の方はもちろんですが、高血圧の家族がいる家庭の料理担当の方は、是非試してみて下さい。
余談
筆者は料理を出されたときに「ヘルシー○○」「減塩○○」と言われると少し先入観を持って食べてしまいます。「味、薄くないかな」「思ったよりも普通だったな」などと考えてしまうのです。
飲食店などでは、そうした料理を提供することで、健康意識の高い層のお客さんに来てもらう意図があったりもするのでしょう。
しかし、家庭料理で毎日食べる場合はどうでしょうか。
「減塩しといたよ」「味が薄いけど我慢してね」「あなたのためだから」「高血圧でしょ」と毎日言われては、言う方も言われる方も辛くなってしまいます。
そのため、もし、あなたが配偶者の高血圧を何とかしたいなら、分かるか分からないか程度の減塩を、こっそりやってみるのはどうでしょうか。
舌というのは味に慣れてきます。初日にちょっと薄味かなと思っても、10日ほど続けばほとんどの人は気にならなくなるものです。まず、今日からこっそり、ほんの少しだけ減塩をしてみましょう。
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