「痩せたい」
これは、多くの人の希望ではないでしょうか。スリムな体系を目指す女性の方々や健康診断でメタボリックシンドロームと言われた中年の方などは特にこう思うのではないでしょうか。
そんな「痩せたい」と思ったら、糖質制限をしたり、ランニングやウォーキングをし始めます。
しかし、なかなか続かないものです。
- 秋になってウォーキングを始めたが冬になって寒くて外に出るのが億劫になった
- 糖質制限を始めたが家にあるお菓子をついつい食べてしまう
- 3日でダイエットを始めたことを忘れた などなど
こんな経験をしたことのある方にお勧めの方法は、体重を測ることです。
体重を測る効果
体重を測るとなぜ痩せるのでしょうか。それは、自分の体重を意識して生活するからです。
「今日は友達とお出かけしたから食べ過ぎてしまった」
こんな日は明日からダイエットしようと考えます。しかし、食べ過ぎてしまった日の夜、体重を測ったら昨日より1kg増えていたらどうでしょう。やばいと思いますよね。
そうすると明日から始めるダイエットへのモチベーションが上がります。
また、逆にダイエットを続けてきた人も体重を測ることは効果的です。何故なら自分の努力が数字に表れるからです。お気に入りの服をきるために、ダイエットを始めた方は服を着れるか着れないかしか自分の努力の結果を知ることができません。そのため、服を着れるようになる前に挫折してしまうことがあります。
しかし、ダイエットを始めた日から毎日体重を測ると、徐々に体重が減ってきているのが目に見えて分かります。そうすると、自分の努力が報われていると感じ、ダイエットも続くという訳です。
ウォーキングは30分、体重測定は30秒
よく、ダイエットを始める方で
「よし、今日から毎晩ウォーキングを30分やろう」という方がいます。
ウォーキングは有酸素運動ですので、脂肪燃焼には効果的ですが天候や気温に左右され、その日のスケジュールにも影響を受けます。会議が長引いて帰宅がいつもより1時間遅れたら、疲労感も相まってウォーキングへのモチベーションが上がりません。
一方、体重測定はどうでしょうか。体重計に乗って、計測が終わるまで長く見積もって30秒です。
入浴前や更衣時に測れば、脱衣の手間がないのでさらに簡単です。
あなたは30分のウォーキングと30秒の体重測定、どちらから始めますか?
毎日測る
体重測定のポイントの1つは毎日測ることです。
なぜ毎日なのか。
これは、習慣化するためです。
こんな話を聞いたことがあります。飲み薬で毎日飲むものと2日に1回飲むものがあります。どちらも、定期的に飲むのですが、2日に1回の方が圧倒的に飲み忘れる頻度が高いそうです。
また、毎食後内服するお薬がありますが、あれは、「毎食後に飲む」ということを習慣化することで、飲み忘れを防止するという目的もあります(薬によっては食後に飲むことで適切な効果が得られることを目的としているものもあります)。
つまり、たった30秒で済む体重測定もやったりやらなかったりすると続かなくなってしまいます。毎日行うことが習慣化するためには重要です。
同じタイミングで測る
同じタイミングに測ることも大切です。
- 起きて服を着替える前
- 朝歯を磨く前
- 入浴前 など
これには、2つの意味があります。習慣化することと誤差を小さくすることです。
1つ目が習慣化です。起床、更衣、食事、入浴といった行動は毎日必ず行いますよね。そうした行動と体重を測ることをくっつけてしまうと忘れにくくなります。筆者は、外出先などで体重計がないと違和感を覚えるほどにまで習慣化しました。
2つ目が誤差を小さくするです。食前と食後に体重を測ると0.5kgほど、体重が変化します。また、排尿前後でも0.2kgほど、体重が変化します。就寝前と起床後でも変化は見られます。このように、体重を測るタイミングによって、脂肪や筋肉の量は変化していなくても体重に変化が生じてしまいます。正確に体重を測るためにも、同じタイミングで測ることが大切です。
お勧めのタイミング
- 起床直後
- 朝の歯磨き前(または歯磨き中)
- 入浴前
- 入浴後
今日から体重を測ってみましょう。
まとめ
- 体重を測るだけで痩せやすくなる
- 体重測定は30秒でできる
- 毎日、同じタイミングで測ることが大切
体重測定の効果について紹介しました。体重測定はとても簡単に始められ、時間も要さず、続けやすい方法です。ダイエットはいつも3日坊主という人は是非今日から始めてみて下さい。
体重測定のポイントは他にもありますので、また、別の機会にご紹介しようと思います。
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